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2025/05/17

腰痛治療の核心

【腰痛治療の核心】“認知覚”を引き起こすことで根本から治す鍼灸

腰痛は“感じる場所”と“原因の場所”が違うことが多い

腰が痛い、動かすたびにズキッとする、朝起きるのがつらい…。

そんな腰痛に悩む方はとても多いですが、その痛みの原因が、実は痛む場所とは違う筋肉にあることをご存じでしょうか?

実際に多くの患者さんが「腰が痛い」と訴えて来院されますが、鍼灸治療では痛みの原因となっているトリガーポイントを見つけることが非常に重要です。

腰痛の責任トリガーポイントは「多裂筋」と「腸肋筋」が最も多い

臨床経験と研究を重ねた結果、腰痛の原因となるトリガーポイント(責任トリガーポイント)が形成される部位として、特に多いのがこの2つの筋肉です

✅ 多裂筋(たれつきん)

脊椎のすぐ横にある小さな筋肉群で、姿勢の維持や回旋に関与します。

猫背や座りすぎによって負担がかかりやすく、慢性的な腰痛の元凶になりやすいです。

✅ 腸肋筋(ちょうろくきん)

背中の外側を走る筋肉で、脊柱の安定や、身体の側屈や伸展に関わります。

無意識に使いすぎることが多く、本人も気づかないうちにトリガーポイントが形成されています。


認知覚とは?——痛みの「本当の場所」に響かせる治療

トリガーポイントに鍼を刺したとき、患者さんが

「そこです!まさにそこが痛みの元でした!」

とハッキリ感じる瞬間があります。

この“確かにそこだ”という感覚を、鍼灸では「認知覚」と呼びます。

認知覚が得られたとき、患者さんの脳は「痛みの原因がそこにある」と理解し、治癒へのプロセスが一気に加速します。

逆に、認知覚が出ないままの治療では、一時的な効果はあっても根本的な改善にはつながりにくいのです。


当院の施術方針

当院では、以下のステップで腰痛にアプローチします:

  1. 問診と触診で、痛みの本当の原因を特定
  2. 多裂筋や腸肋筋を中心に、責任トリガーポイントを丁寧に探る
  3. 認知覚が得られるまで正確にアプローチ
  4. 治癒プロセスを実感できる継続的な施術を提案

1〜3回の施術で痛みが軽減することもありますが、根本的な改善には10回程度の継続的な治療が必要なケースも少なくありません。

最後に:腰痛に「なんとなく効く治療」はいらない

腰痛治療は、“なんとなく良くなった気がする”では意味がありません。

「そこだ!」という認知覚を引き起こし、責任トリガーポイントを正確に治療することが、あなたの腰痛を根本から改善する唯一の道です。

慢性腰痛にお悩みの方、他ではよくならなかった方、

ぜひ一度、当院のトリガーポイント鍼治療を体験してみてください。

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