腰が抜けそうな腰痛、その原因は多裂筋です!
「立とうとすると腰が抜けそう」
「力が入らず、そのまま崩れそうになる」
そんな腰が抜けそうな痛みを経験したことはありませんか?
こうしたタイプの腰痛の多くに関わっているのが、「多裂筋(たれつきん)」というインナーマッスルです。
■ 多裂筋とは?
多裂筋は、背骨を支える重要な深層筋。特に腰椎の安定性に関わるため、この筋肉にトラブルがあると「支える力」が一気に低下し、まるで腰が抜けるような感覚になるのです。
■ 触ると分かる、見逃されやすい筋肉
この筋肉のポイントは、触察により、認知覚(抜ける感覚の再現)を確認しやすいこと。
実際に私の施術では、腰の特定の部位に触れると、患者さんが「そこそこ!」とすぐに反応されます。
「奥のほうがズーンと響く感じ」「そこにいつも違和感がある」
…そんな認知覚を、見つけやすく、改善もしやすい筋肉です。
■ 多くの場合、3回の施術で改善へ
このタイプの腰痛は、初期対応を間違えなければ3回以内での改善が期待できます。
逆に放置したり、筋肉をかばって生活していると、症状が慢性化することも。
■ なぜ多裂筋が痛むのか?
- 長時間のデスクワーク
- 中腰での作業
- 慢性的な姿勢の崩れ
- 急な動作や重い荷物の持ち上げ
こうした日常の積み重ねで、多裂筋は静かに疲労し、やがて悲鳴をあげます。
「急に痛くなった」という方でも、実は少しずつ積み上がった結果であることがほとんどです。
■ 腰の不安を抱えている方へ
「痛み」というより、「支えが効かない」
「ビクッと腰が逃げそうになる」
そんな感覚があるなら、一度多裂筋の状態をチェックしてみることをおすすめします。
早めのケアが、将来の腰痛リスクをぐっと減らします。
安心して立てる。動ける。
その当たり前を取り戻しましょう。
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