患者様と、本気で向き合うと決めました。
もちろん初診から踏み入りすぎることはありません。
どの程度、日常生活に支障がある悩みを抱えて来院されたのか、どこまで自分の身体を良くしたいと考えているのかを見定める必要があります。
これまで私は、
「症状」「痛み」
そういった“目に見えるものを中心に治療してきました。
もちろん、それが間違っていたとは思っていません。
でも、臨床を重ねる中で、どうしても拭えない違和感がありました。
同じ診断名、同じ症状なのに、なぜこれほど差が出るのか。
痛みは、身体だけの問題ではない
痛みや不調を抱えて来院される患者様の多くは、
- 複数の薬を長期間服用している
- 睡眠が浅い、または睡眠薬に頼っている
- 食事や運動、生活リズムが乱れている
- 症状が出やすい環境
- 強い不安や緊張を日常的に抱えている
など、様々な背景を持っています。
そして正直に言えば、
薬・生活習慣・思考・生き方
これらが症状に大きく影響しているケースは少なくありません。
にもかかわらず、
「そこまで踏み込まない治療」をしてきた自分がいたのも事実です。
薬を否定するのではありません
誤解してほしくないのは、
私は薬を否定したいわけではありません。
必要な時に、必要な量を使う薬は、
確かに人を救います。
ただ、
- 本当に今も必要なのか
- どんな作用で、身体に何が起きているのか
- その薬が“治す方向”に働いているのか
ここを一緒に考えずに治療することに、
限界を感じるようになりました。
「治療」は人生の一部分に過ぎない
症状は突然現れたように見えて、
実はその人の生き方の積み重ねの結果であることが多い。
- 無理を続けてきた身体
- 感情を抑え込み続けた日常
- 休むことに罪悪感を感じる思考
- 薬で簡単に治そうという他力本願な思考
これらを無視して、
「鍼だけ」「ツボだけ」で本質的に変わるはずがない。
そう思うようになりました。
これからの当院の治療について
これから私は、
- 服用している薬
- 検査値
- 生活習慣
- 睡眠・食事・運動
- 不安やストレスの在り方
こうした部分にも、しっかり踏み込んで向き合います。
時には、耳の痛い話をするかもしれません。
今までの考え方を問い直してもらうこともあるでしょう。
それでも、
「本気で良くなりたい人」とは、本気で向き合いたい。
そう決めました。
当院は、
「その場しのぎの楽さ」だけを求める方には向いていません。
でも、
- 自分の身体と向き合いたい
- 薬や症状に振り回されない身体を取り戻したい
そう思っている方には、
誠実に、全力で向き合います。
治療は、
身体だけでなく、人生を整えるきっかけにもなり得る。
私は、そう信じています。


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