生理学には「痛みの悪循環」というものがあります。
組織損傷⇨疼痛⇨交感神経緊張⇨血流不足⇨酸素や栄養の不足⇨発痛物質出現⇨疼痛
このような流れを痛みの悪循環といいます。
慢性痛を患っている患者様は必ずこのような状態に陥っています。
痛みの悪循環から脱出するためのひとつの対策として「睡眠」が重要です。
なぜかと言うと、寝ている間は痛みを感じないからです。
痛みの悪循環の中の疼痛・交感神経緊張は寝ている間は起きませんので、睡眠時間が多ければ痛みの悪循環を断ち切りやすいのです。
慢性化すればするほど断ち切り難くなりますから、コリや痛みを感じ始めたら早めに睡眠時間を多くとることを心がけることが重要です。
あまりにも疼痛が続くと睡眠障害も引き起こされますから最悪な状態になる前から考えなければなりません。
慢性化した症状は自力ではなかなか難しいことが多いです。
当院の治療を受けながら睡眠もしっかりとるのが理想です。
ご相談くださいませ。
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