エコーで身体の中がどうなっているかを見ることができるのは画期的だ。
だが、それで痛みの原因が100%わかるわけではない。
不適応症かどうかも100%わかるわけではない。
あるエコー書籍では「ある症状に対してある部位を治療していたが、治りが悪く結果的には違う部位に原因があった」と記されている。
勉強会のデモンストレーションでも「ここが怪しいかもしれないね」という言葉がよく使われている。
症状の強さも人それぞれ、癒着の強さも人それぞれです。
大した癒着がなくても痛みを強く感じている患者様もいます。
エコー画像を読み解く力が重要だと感じます。
エコーを見ると大小複数の癒着を確認できることがほとんどです。
どの癒着が原因なのかを特定する必要があります。
エコーを導入したばかりですが、かなり読み取れることができるようになりました。
やはり痛みを強く訴えるほど強い癒着を確認できます。
エコー画像から原因の癒着を正確に読み解くには、やはりトリガーポイント療法がベースにないと難しいと感じます。
トリガーポイントを見つける作業をし、複数に絞った筋肉を観察すると間違いなく癒着を確認できます。
当院ではエコーの技術ももちろんですが、改めて動作による評価をもう一度見直し力を入れていこうと考えています。
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